ラブドールのシリコン製とTPE製の比較・違いとは?後悔しないおすすめの選び方を解説!

ラブドール シリコンとTPEの違い画像

ラブドールのシリコン製とTPE製の比較・違いとは?

ラブドールを制作するときには様々な素材が使われおり、その中で大半を占めているのがシリコンとTPEという素材です。

ラブドールショップの商品の大半もシリコン製とTPE製もしくはハイブリッドの商品がほとんどです。
そのためラブドールを購入するときはシリコンとTPEの2大素材のどちらかの選択を迫られます。

しかし、初めてラブドールを購入される方は当然シリコン製かTPE製のどちらかで悩まれる方が多くいます。

勇気のある方やベテランの方は実店舗で店員さんに聞いたり、実際に触ってみて感触を確かめたりできますが、現在では9割以上がネットショップからラブドールを購入されており、さらにラブドールはセクシャルなところもあり、面と向かって尋ねにくいことも多いです。

そうなるとネットで情報を集めるしかありませんが、ネットでもまだまだ情報不足で分からないところや信憑性が薄いこともあります。

今回はそんな方に向け、ラブドールを選ぶときに多くの方が悩みやすい、シリコン製とTPE製の2大素材の比較や違いについて詳しくご紹介させて頂きます。

この情報を知ることで「シリコンとTPEのどちらを選べはいいのだろ?」や「自分にあったラブドールはどれだろう?」などの疑問が解決できるでしょう。

ラブドールメーカーによっても特徴があり、扱い方や選び方が変わりますので、こちらも参考にしてください。
▶️ラブドールメーカーを比較!おすすめの国内製や海外製ブランドを合わせて徹底紹介!【まとめ】

後、ラブドールの購入が決まっている方は、別の記事でおすすめのラブドール通販ネットショップをご紹介しておりますので、そちらをご覧ください。
▶️ラブドールおすすめ通販ネットショップサイトを紹介!安心して購入できるメーカー販売代理店を厳選!

目次

なぜシリコンとTPEがラブドールに使われるのか?

なぜシリコンとTPEなのか

まずラブドールが作られた理由が様々あり、大きく分けると以下の理由があります。
ここだけ真面目に説明しますw

ラブドールが作られた理由

・性的な欲求解消
パートナーがいない方や、異性が苦手な方、特殊な性的欲求がある方などラブドールを通じて欲求解消を目的。

・孤独や孤立感の軽減
人間は誰しもがコミュニケーション欲求を持っており、それが満たされないと孤独や孤立感を感じる生き物です。その孤独や孤立感を人に見立てたラブドールで補う目的。

・性教育と訓練
性教育機関やセラピスト研修などで、倫理的や法律的な観点から生身の人間で研修や訓練をできないため、人間に近いリアルな人形を使って教育する目的。

・芸術やアート
ラブドールは芸術やアート的観点でも価値があり、よりリアリティーを追求したり、ラブドールを被写体としたアート作品を作る目的。

・研究や実験
メディカルや科学の研究、製品のテスト、ロボット工学などの分野で、人間に限りなく似せたラブドールを使い研究結果を

ラブドールが作られた理由は性的欲求を満たすためというイメージが強くありますが、上記のように性的目的以外にも様々な使われ方があります。

別の記事でもラブドールの使い方や楽しみ方について解説していますので合わせてご覧ください。
▶️ラブドールの使い方を解説!初心者に必要な基礎から楽しみ方まで完全網羅!【まとめ】

ここで話を戻しますが、なぜラブドールにシリコンやTPEが使われるのかというと、上記の様々なラブドールの使用目的がある中で、共通して求められるものはリアルと耐久性です。

リアルな見た目、リアルな質感、衝撃に強い、劣化に強いなど、この条件を満たすことができるのがシリコンやTPEです。

今後、シリコンやTPE以上にリアルさ耐久性がある素材が作られれば、そちらに移行するとは思いますが、当面の間はシリコン製とTPE製の2大素材は変わらないでしょう。

シリコンとTPEの特徴や特性

シリコンとTPEの特性の画像

ここからは見た目が同じように見えるシリコンとTPEの素材の特徴や特性を解説していきます。

素材だけで言うと、どちらも同じような使用用途や使用目的で使われおり、幅広いジャンルで使われおります。
ラブドールの説明ではなく、素材自体の説明を簡単ですが触れておきます。

こんな感じの素材なんだなと思うだけで結構です。

シリコンの特徴や特性

シリコンの特性

シリコンはラブドールの代名詞と言われるほど、昔から使われてきた素材です。

このシリコン素材はラブドール以外にも電子機器医療機器製薬産業建築材料化粧品調理器具宇宙工学エネルギー産業など幅広い用途で使われています。

シリコンの特性や特徴

耐熱性・電気絶縁体耐薬品性柔軟性と伸縮性非粘着性耐候性透明性

シリコンには上記のような特徴や特性があり、様々な耐久性や特徴があり使用用途も多種多様で、現在の生活においてなくてはならない素材と言えるでしょう。

TPEの特徴や特性

TPEの特徴や特性の画像

TPE(熱可塑性エラストマー、Thermoplastic Elastomer)は2000年代以降にシリコンに変わりラブドールに多く使われ始めており、ラブドール素材としはまだ新しい素材と言えるでしょう。

将来的にはラブドールはTPE素材に変わっていくとも予想されています。

TPEの特徴や特性

柔軟性と弾力性耐摩耗性耐油性・耐化学物質性低温特性

上記のようにシリコンに近い特徴や特性があり、TPEも医療機器家庭用品電子機器自動車産業建築材料玩具など様々な産業で使用されています。

ラブドールでのシリコン製とTPE製の比較やメリット・デメリット

ラブドールのシリコン製とTPE製の違い画像

さて、ここからが本題ですが、ラブドールで使われるシリコン製とTPE製の違いをご説明をします。

シリコンとTPEの似たような使用用途や使用目的で様々な産業で使われていますが、ラブドールで使われるシリコンとTPEは、どちらも素晴らしい素材ですが、比較すると違いやメリット、デメリットがあります。

ここからはラブドールでのシリコン製とTPE製の比較や違い、メリットとデメリットを合わせてご紹介します。

ご自身が求めている項目に当てはめて選ぶと、自分にぴったり合うラブドールに出会うことができるでしょう。

耐久性

耐久性はシリコンの方が強く、TPE製と比較すると傷が付きにくく、劣化しづらいことで、ラブドールとしての寿命も長いです。

使用方法や扱い方にもよって変わりますが、大まかな寿命はTPE製は3年から5年、シリコン製は7年から10年ほどと言われており違いが大きです。
耐久性を求める方はシリコン製をおすすめします。

柔軟性

柔らかさや柔軟性はTPEの方が優れており、シリコン製ではできないポージングや体勢をとることができます。
他にはシリコン製とTPE製は見た目は同じように見えても、比較すると柔らかい弾力性を持つTPE製の方が人肌に近いです。

このことから、柔軟性を求めるポージングをさせたい方や、抱き心地を求める方、夜の触れ合いを求める方はTPE製を選ばられるといいでしょう。

価格

同じグレードのラブドールでも、シリコン製の方が材料自体が高いため、TPEに比べシリコン製の方が高額になります。

価格の違いではTPE製に比べシリコン製と比較すると2倍から3倍の価格差があります。
もちろん耐久性などの違いがあるので、価格だけで高い安いの判断は難しいですが、グレードの高いラブドールを安く購入したい方、価格を押さえたい方はTPE製を選ばれると良いでしょう。

洗浄やメンテナンス

ラブドールを扱う上で洗浄やメンテナンスは欠かすことができません。
使用目的によって回数は変わりますが、洗浄やメンテナンスはシリコン製とTPE製を比較すると、水に強く耐久性のあるシリコン製の方が楽に行うことができます。

TPE製は水や化学反応に弱いこともあり、洗浄やメンテナンスは気をつけることが多数あり、慎重さが求められます。
この洗浄やメンテナンスは地味に大変です。

この作業を怠ると不衛生なり、雑菌の繁殖やラブドールの寿命を縮めることにもつながります。

洗浄やメンテナンスを楽にしたい方はシリコン製をおすすめします。

別の記事でラブドールの手入れやメンテナンス、おすすめの掃除グッズを紹介しておりますので、合わせてご覧下さい。
▶️ラブドールの手入れ方法、メンテナンスやおすすめ掃除グッズをご紹介!

重さ

重さはシリコンとTPEを比較すると、シリコンの方が材料自体の密度が高く、その分重くなります。

骨格や大きさ、機能によって違いますが、同じ大きさのラブドールであればシリコン製の方が重いです。
重さは人間に近いリアルさがあると言うメリットがありますが、移動やメンテナンスが大変になります。

軽さを求める方はTPE製を選ばれるとメリットが大きいでしょう。

この重さを軽減させる自立加工オプションについて、別の記事で詳しく解説しておりますので合わせてご覧ください。
▶️ラブドールの自立加工や自立型(自立式)ってなに?初心者でも分かりやすく解説!メリット、デメリットを完全網羅!

臭い

匂いに関してはそれぞれの感覚によって大きく変わりますが、TPEは柔軟性を出すため多くの油分(ブリード)を含んでおり、独特の臭いがあります。

シリコン製でも油分(ブリード)はでますが、TPEの方が圧倒的に出ます。

もちろんお手入れによって軽減されますが、匂いが気になる方は油分(ブリード)の少ないシリコン製をおすすめします。
お手入れ方法は別の記事で、基本的なお手入れ方法をご紹介しておりますので合わせてご覧下さい。
▶️ラブドールのお迎え(購入)の準備やお迎え後の扱い方、お手入れの基本をご紹介!【ラブドール初心者】

シリコン・TPEのおすすめの目的に合った選び方や具体例

選び方の具体例

実際にラブドールを選ぶときの具体例についてご説明させて頂きます。
先ほど、ご説明させて頂きました、シリコン製やTPE製のメリット、デメリットですが、求めるものや使用用途によって変わってきます。

ラブドールを購入する目的は人により変わってくるため、メリット、デメリットを理解した上でラブドールを選ぶと、自分に合った後悔や失敗のないラブドールをお迎えできるでしょう。

今からラブドールを購入(お迎え)する目的で多い項目に分けてご紹介します。
大体の目的は以下の目的に当てはまると思いますので参考にしてください。

鑑賞目的や着せ替えがメインの具体例

ラブドールの着せ替えや鑑賞目的の画像

・鑑賞目的
鑑賞目的や着せ替えがメインの方はやはりラブドールの見た目や美しさがメインになってくるでしょう。
そうなると、シリコン製とTPE製の見た目を比較した場合は、シリコン製の方がよりリアルで綺麗に見えるため、シリコン製の選択になります。
TPE製はシリコン製と比べ、どうしても人形っぽさが出てしまう為、リアルさが落ちてしまいます。
この人形っぽさが鑑賞目的の満足感を損なう可能性がある為、シリコンを選ばれると良いでしょう。

・着せ替え目的
ラブドールを着せ替え目的で購入する方は多いのではないでしょうか。

多くの洋服を着替えさせる方もシリコン製がおすすめとなります。
TPE製は多くの油分(ブリード)が出ることにより、洋服の着せ替え時に引っ掛かりが多く、最悪の場合、大切な洋服やラブドールを傷つけてしまうことがあります。

シリコン製も油分は出ますが、TPE製ほどではないため、洋服は着せ替えやすいでしょう。

しかしTPE製でも、洗浄やベビーパウダーをこまめにすることで、油分を防ぐことができます。
洗浄やメンテナンスの手間が増えることが問題ない方であれば、TPE製でもいいでしょう。

価格の低いTPE製を購入し、その分洋服を多く買え、満足度も上がります。

ラブドールの洋服については別の記事で詳しく解説しておりますので合わせてご覧下さい。
▶️ラブドールに洋服を着せる時の注意点を解説!おすすめの使い方や対処法をご紹介!

・ポージング目的
ポージングは鑑賞目的と一緒な部類ですが、大胆なポージングとなれば変わってきます。
シリコン製はTPE製と比べ素材が硬く、それに伴い可動域が狭いため、大胆なポージングが取りづらいです。

TPEはシリコンに比べ柔く弾力があるため、可動域も広く、常識的な範囲のポージングは可能となります。

大胆なポージングでの鑑賞目的の方はTPE製を選ぶと良いでしょう。

心の安心感や癒し目的

安心感目的

・安心感目的
人間誰しもが一人になると孤独感や孤立感を感じるもの。
それをラブドールで少しでも解消したいと言う思いでお迎えされる方も多いです。

この心の部分の解消は、材質と言うより、ご自身の好みで選ばれるのが良いでしょう。
一緒にいると言う安心感や癒しは、ご自身の好みやタイプのラブドールと一緒にいるのが満足感が高いです。

シリコン製とTPE製の違いや大きさや機能などを知り、リアルドールやアニメドールなど、好みのラブドールをお迎えください。

下の記事で詳しく解説しておりますので、こちらもご覧ください。
▶️ラブドールおすすめの選び方!【失敗した!】となる前に知っておきたい7つの事をご紹介【ラブドール初心者】

・添い寝目的
性的目的ではなく添い寝やソフトタッチ目的の方は基本的に人肌に近いTPE製が良いでしょう。
しかし、もっとリアルな人肌を求める方はシリコン製のヒーター付きをおすすめします。

シリコン、TPEどちらも、大体室内温度と一緒になり、触った時に少しひんやりと感じるでしょう。

冬場の寒い時は特に冷たく、とても人肌に近いとは言えません。

ヒーターはラブドールの体を人間の体に近い温度まで上昇させるため、よりリアルな人間のような感覚になります。

リアルな感覚や人間らしさを追求されたい方はヒータータイプをおすすめします。
温められたラブドールとの添い寝は格別ですw

添い寝に関して別の記事で詳しく解説しておりますので合わせてご覧下さい。
▶️ラブドールとの添い寝の魅力や注意点など解説!添い寝におすすめのラブドールもご紹介!

夜の触れ合い目的

ラブドールとの性交渉

ラブドールの購入する目的で一番多いのは夜の触れ合い目的が一番多いのではないでしょうか。
通常の触れ合いから、人には言えない性癖の解消で昔からラブドールが使用されてきました。

夜の触れ合いについて別の記事で詳しく解説しておりますの合わせてご覧下さい。
▶️ラブドールとのセックスってどうなの?おすすめのセックスや注意点など徹底解説!

そこで多くの方が求めるのはリアリティーです。
顔の好みは別として、性的欲求を満たすため、好きな体位や肌質が求められます。
その為、シリコン製とTPE製と比較すると、圧倒的にTPE製です。

肌の柔らかさや多少無理のきく体位はTPE製の方が高いです。
もちろんシリコン製でも大丈夫ですが、満足感や快感はTPE製の上でしょう。

デメリットとしてはTPE製は取扱に注意が必要なところが多く、触れ合った後の洗浄が大変です。

楽に洗浄ができ清潔に保ちたい方はシリコン製、もしくはデリケートゾーンのリアルな見た目は失われますが、TPE製の着脱式タイプを選択されると非常に楽に洗浄が行えますのでおすすめです。(見た目も大事なので難しい選択ですが)

一体型と着脱式について詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。
▶️ラブドールのホール(膣)一体型と着脱式の違い、おすすめの選び方をメリット、デメリットを含め解説!

ラブドールのシリコン製とTPE製の比較・違いとは?後悔しないおすすめの選び方を解説!のまとめ

ラブドール まとめ

今回はラブドール購入時に一番悩みやすいシリコン製とTPE製の比較や違いについて解説させて頂きました。

全て完璧な素材は存在せず、それぞれメリット、デメリットがあり、このことを理解した上でラブドールを選ぶことが大切です。

購入目的に合わせて素材を選ぶことができれば楽しいラブドールライフが送れるでしょう。

後悔や失敗しないラブドールの選択に少しでもお役に立てれば幸いです。

別の記事で違う視点のラブドールを購入して後悔や失敗しない選び方について解説していますので、合わせてご覧ください。
▶️ラブドールを購入した人が後悔する理由を具体的に解説!初心者が失敗しないおすすめ基礎知識!

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